雪乃です。
倦怠期とは、簡単に言えばカップルの関係が冷めてしまう時期のこと。
どのカップルにも起こる可能性がある身近なものです。
そのため、大好きな相手と仲良くずっと一緒にいるためには、倦怠期になったときにどうするか、倦怠期にならないために何をすればいいかを知っておく必要があります。
この記事では倦怠期の特徴を詳しく説明しています。
ここから対策のための基礎作りをしていきましょう。
そもそも倦怠期ってどんな意味?
けんたい‐き【倦怠期】
(主に夫婦の間で)互いに飽きてわずらわしくなる時期。「―を迎える」
広辞苑より
広辞苑ではこのように説明されている倦怠期。
簡単に言えば、パートナーにときめきや魅力を感じにくくなり、愛情が冷めたような気持ちになってしまう時期のことです。
もともとは体や心が疲れてだるいことや、物事がつまらなく感じてしまうことを指した「倦怠」という言葉からきています。
カップルの間で起こる倦怠期は、相手に対して「一緒にいてもつまらない」、「一緒に何かをするのが面倒くさい」という小さな不満から始まることも多いものです。
ここでは夫婦の間で起こるのが主体だと記されていますが、これはもちろん結婚前の状態でも起こりえます。
では実際の倦怠期ではどんな状況になるのか、詳細を見ていきましょう。
詳しく解説!具体的な倦怠期の特徴や行動とは
ひとことで倦怠期と言っても、どんな状態になるのかはその人の性格やそのときの関係性によって違います。
今回ご紹介するのは倦怠期の特徴やよく見られる行動の一例です。
もちろんこれ以外にも倦怠期の兆候はたくさんあります。
「私のときはこんなことがあったよ!」という例がほかにもあれば、ぜひコメント欄でシェアしてくださいね。
会話やメッセージのやり取りが少なくなる
「付き合いはじめた頃は相手から日に何度も連絡が来ていたのに、最近少なくなった気がする…」
「通話をしていてもなんだかつまらなくてすぐに切りたくなってしまう…」
それはもしかしたら、倦怠期のサインかもしれません。
挨拶などのちょっとした会話が面倒になったり、取るに足らない雑談をすることが楽しいと感じられなくなったりすることから起こります。
連絡の回数自体が少なくなるのが分かりやすいポイントですが、ほかにも
- 短文での返信が多くなる
- 絵文字やスタンプが減る
- 事務的な内容しか話さなくなる
といった特徴が見られる場合があります。
デートの回数が減る、内容がつまらなくなる
デートの回数が少なくなると「倦怠期かな?」と感じる人が多くなります。
しかし「最近お部屋デートばかりになっている」、「会っていても相手がずっとスマホに夢中」など、内容がパターン化していたりどちらかがデートがつまらないと感じていたりする場合も要注意です。
そしてこのような特徴があらわれた場合、倦怠期に対処したいと感じても実際にどう行動するかが難しくなる傾向があります。
たとえば、

仕事が忙しくて次いつデートできるか分からないんだ



仕事なら仕方ないね!時間ができたら連絡してね



本当はデートが面倒なだけなんだけどそうは言えないよね…



邪魔しちゃいけないけど寂しい…
というのは、倦怠期のカップルによくある会話と本音です。
特に彼氏だけ・彼女だけが倦怠期になっている場合は、このように倦怠期側が本当の気持ちを言わずに建前だけを伝えているケースがほとんどです。
そのためパートナーは倦怠期に気づかないままこの状態を長期化させてしまい、結果としてお互いに気持ちが離れてしまうことがよくあります。
相手を喜ばせたいと思わなくなる
倦怠期に入ると、「相手のために何かをしてあげたい」という気持ちが薄くなる傾向があります。
- 「頑張りをほめる」などの気を使う行為
- 「プレゼントをあげる」などの金銭を使う行為
- 「デートプランを考える」などの時間を使う行為
など、自分の気持ちやお金、時間を使ってでも相手を喜ばせたいと思うことが減ってくるのが特徴です。
さらに「これをすればパートナーが喜ぶと分かっていても、する気になれない」と感じるようになってくると、かなり重症だと言えます。
ファッションやメイクに気を使わなくなる
人は恋をすると、相手に「かわいい」、「かっこいい」など「良い」と思われたいという感情が強くなります。
そのため恋愛の初期には、普段より気合いを入れたファッションやメイクになる人も多いものです。
しかし倦怠期が訪れると、「手を抜いても相手はいなくならない」という甘えや安心感が出てきます。
ファッションやメイクにあまり気を使わなくなり、楽な服装や簡単なメイクで済ませるようになってくる傾向があります。
もともとおしゃれにそれほど興味がなかった人ほど、この傾向が顕著にあらわれると言えるでしょう。
わがままや干渉を嫌だと感じるようになる
倦怠期に入ると、相手のちょっとしたわがままや干渉が許せなくなってしまう人も多くなります。
ひとことで「わがままや干渉」と言ってもいろいろな種類がありますが、以下のような発言があるかどうかがひとつの目安になるでしょう。
- 「会いたい」
- 「もっと連絡してほしい」
- 「ほかの人(もしくは趣味など)に時間を使わないでほしい」
- 「健康管理や家事ができているか気になる」
この例を見て「こう言われるのは愛されてるってことじゃないの?」と感じた人は要注意です。
相手への気持ちが高まっている時期は「愛されている」と思えたことが、倦怠期になると「うざい」、「放っておいてほしい」という気持ちに変わります。
相手にとって母親や父親のような存在になってしまうと、さらに重症化しやすくなると覚えておきましょう。
相手がしてくれたことを嬉しいと感じなくなる
相手のやさしさが心の底から嬉しいと思えないときも、倦怠期のサインかもしれません。
単に喜べないだけではなく、
「こんなことするくらいだったら、こっちをしてくれればいいのに」
「ありがたくないわけじゃないけど今じゃないよね」
「元彼はもっとこうしてくれたのに」
「どうせ今日だけでしょ」
というように、ネガティブな感情が沸いてしまうときは、倦怠期がかなり進んでいると言えます。
同様に
「以前は喜んでくれていたのに、最近は同じことをしてもうれしそうじゃない…」
と相手に対して感じるときは、倦怠期の可能性があると考えてよいでしょう。
相手の言動に対してイライラする
相手のちょっとした言動や生活音、癖などに対していつもイライラしてしまうのは、かなり症状が進んだ倦怠期だと言えます。
こうなると一緒にいるだけで不快感や嫌悪感が出てきてしまうため、頻繁にケンカになったり別れが視野に入ってきたりするカップルも多くなります。
単なる恋人同士で倦怠期がここまで進行してしまうことはあまりなく、同棲中や夫婦関係など一緒にいる時間が長い関係性のときに起こりやすいのが特徴です。
「なんとなく倦怠期っぽいなあ」と思いながらそのままにしておいた結果、気づいたときにはこんな状態になってしまっていたというパターンもよく見られます。
ボディタッチが減る、雑になる
ちょっとしたボディタッチやキス、セックスは非常に分かりやすい愛情表現のひとつです。
そのため触れる頻度が減ったり、触り方が雑になったりしたことで相手の倦怠期を感じる人も多くなっています。
また倦怠期になってしまうと、自分からの接触だけでなく相手からのボディタッチやキス、セックスに誘われたりすることにも嫌悪感や面倒くささを感じるようになります。
一度こうなると時間をおいただけで元に戻ることは難しく、身体的な距離が遠いままセックスレスになってしまうことがほとんどです。
改善にはきっかけが必要だと言えるでしょう。



倦怠期はそのまま放置していると、気づいたときには重症化していることもあります。「倦怠期かも?」と思ったらすぐに対策をしていきましょう!
倦怠期のサインは小さな違和感!
このように倦怠期に入ったとき、その特徴は人によってさまざまな形になってあらわれます。
どのポイントにも共通しているのは、いろいろな場面で相手より自分を優先するようになるという点。
そのため相手からの愛情を感じにくくなったときや自分の中でパートナーの優先度が落ちていると感じた時は、倦怠期を疑ってみると良いでしょう。
しかし倦怠期は「連絡が以前より少なくなった気がする」、「笑顔でいる時間が減っているように感じる」などのような小さな違和感から始まることがほとんどです。
しっかりとした自覚がなく「これって倦怠期なのかな?」と疑問に思う場合や「倦怠期が来るのが怖い…」と不安になってしまうときは、このブログでご紹介している倦怠期の知識や乗り越え方を参考にしてみてくださいね。
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