雪乃です。
こちらの記事では、倦怠期にありがちな特徴を具体的にご紹介しました。
では、こんな特徴が見えはじめるのはだいたい付き合ってどのくらいの時期なのでしょうか。
この記事では倦怠期がいつからいつまで続くのか、さらに倦怠期になりやすい時期について詳しく説明しています。
どんなときに倦怠期になるのかを知って、対策を立てる参考にしていきましょう。
倦怠期はいつから起こっていつ終わる?
倦怠期がいつ起こるか、どのくらいの期間を経ていつ終わるかはその人によって大きな差があります。
一般的には「お互いの存在に慣れて最初のときめきが薄くなった頃」と言われていますが、「ときめかなくなった」と感じる時期やきっかけは人それぞれです。
そのため付き合って数週間で倦怠期のような雰囲気になってしまう人もいれば、何年たっても新鮮な気持ちでいられる人もいるでしょう。
たとえば、一緒にいる時間が長いカップルは早く倦怠期になりやすく、終わるまでにかかる時間も長くなる傾向があります。
- 夫婦
- 同棲カップル
- 同じ学校に通う学生カップル
- 同じ会社に通う社会人カップル
特にこのような毎日顔を合わせる関係の場合は要注意です。
反対に遠距離恋愛のようなあまり会えないカップルは、頻繁に会っているカップルに比べて「相手に飽きる」という意味での倦怠期は起こりにくくなります。
しかしいったんどちらかが不安や不満を抱え込んでしまうと修復が難しくなるため、別れにつながる可能性が上がるという側面も。
このようにそのときの状況やそれぞれの性格によっても、倦怠期が起こる時期や終わる時期、乗り越え方は全く変わってきます。
まずは一般的に倦怠期になりやすいと言われている時期をチェックして、そのときにどんなことが起こる可能性があるのか見ていきましょう。
倦怠期の起こりやすい時期をチェック!
先ほど倦怠期が起こる時期は人それぞれだと書きましたが、倦怠期になる人が多い時期は確実に存在します。
ポイントは必ずしも「付き合い始めてから」の期間ではないこと。
「同棲してから」や「結婚してから」など、関係性や環境に変化があったときからどのくらいの時間がたっているかを目安に考えてみましょう。
距離が近いと起こりやすい3ヶ月目
倦怠期が起こりやすい時期として最もよく言われるのが、この3ヶ月目です。
しかし会う機会や連絡がそれほど頻繁でないカップルの場合、この時期に倦怠期を迎えることはあまり多くありません。
たとえば社会人カップルの平均的なデート回数は、月に2~4回ほどと言われています。
その程度であれば、付き合って3ヶ月目はまだまだ楽しい時期だと感じる人が多いでしょう。
とはいえ、
- 毎日顔を合わせるカップル
- 長時間の通話を頻繁にするカップル
- チャットなどで連絡を取り合う頻度が多いカップル
など、接点の多いカップルは注意が必要です。
3ヶ月目は相手に対するちょっとした不満や不安を自覚しやすい時期。
そのため違和感が出てきやすく、この時期のちょっとしたズレがのちに来る大きな倦怠期の発端になったというカップルも多くなります。
相手に慣れてくる半年後
不安や不満を感じない程度のペースで安定してデートを重ねているカップルの場合、甘えや慣れが出てきやすいのが半年後です。
この時期になると、人によっては相手の行動パターンや心理状態をなんとなく予測できるようになってくるでしょう。
そのためときめきや驚きが少なくなり、「最初の頃のドキドキが減ってきた」、「マンネリしてきた」と感じることから倦怠期に発展しやすくなります。
さらに付き合って半年もたてば、それまでは相手に合わせていた部分が本来の自分のスタイルに戻ってきます。
たとえば、
- 連絡が少なくなった→もともと連絡無精だった
- 相手がおしゃれをしてくれなくなった→もともと服装やメイクに興味が薄かった
- 会話が続かなくなった→もともと口下手だった
- デートの回数が減ってきた→もともとインドア派だった
など、倦怠期だと思ったらそもそもそういう性格や好みだったものが表面化しただけだったというケースもあります。
しかしこの場合でも、行動が最初の頃と変わってきていることは事実です。
この時点で相手の求める付き合い方についてお互いに理解を深められなければ、やはり溝ができる原因になってしまうでしょう。
新鮮味がなくなる1年目
1年目ともなると誕生日や記念日などのイベントをひととおり経験し、目新しさや新鮮なときめきをほとんど感じなくなる頃です。
「恋愛はドキドキするもの!」と考える人にとっては、穏やかな雰囲気がつまらないと感じ、そこから倦怠期に発展することも。
それと同時に、相手に対して
「自分のことを理解してくれているはず」
「気を使った言い方をしなくても伝わるはず」
「言わなくても分かっているはず」
などのように信頼と紙一重の甘えが芽生えやすいのがこの時期以降です。
そのため意見をはっきり言い合うタイプのカップルはケンカが多くなり、一方で我慢してしまう性格の人は「この人には言っても無駄だ」というあきらめが出てきやすくなります。
このような気持ちのすれ違いが起こり始めると、お互いに相手を喜ばせたい、楽しませたいという気持ちまで減ってしまいます。
「自分ばかりが我慢している」、「この人といたらずっとこうかもしれない」と、他の人との付き合いを視野に入れたり別れを考えたりするケースが多くなってくるのがこの時期の特徴です。
一緒にいるのが当たり前?3年目
結婚や同棲をしているカップルに限らず、なかなか会えない遠距離カップルでも相手の存在が当たり前になってくることから倦怠期になりやすいのが3年目です。
お互いの信頼感や安心感は高くなるものの、特に同棲中など一緒にいる時間が長いカップルは恋人同士というより家族のようになってしまいがち。
そのため恋愛関係なのか単なる情や惰性、執着心から一緒にいるのかがわからなくなり、ちょっとしたすれ違いが別れ話に発展するパターンが多くなります。
また社会人カップルの場合は、将来に対する考え方の違いが出てくる時期でもあります。

もう3年も付き合ったんだし、そろそろ結婚したい…



まだ3年しか付き合ってないし、結婚はもう少し先かな…
というように、結婚の時期のほか、親や家族と同居するかどうか、子供は作るのか、作るとしたらいつなのかなど、さまざまな面で価値観の相違が生まれます。
そのため、お互いのギャップを埋めることができないとそのまま倦怠期に入ってしまうケースが多くなるでしょう。
それ以降はきっかけ次第で倦怠期に
3年目以降、一般に「倦怠期になりやすい」と言われる時期はありません。
しかし序盤の頃と違い、付き合いが長くなってからの倦怠期はときめきと引き換えに手に入れた「信頼感」や「愛情」が薄れたときに起こりやすくなるという特徴があります。
よく見られるのが、
- パートナーが冷たい態度をとるようになった
- 事務的な会話しかしなくなった
- 傷つくようなことを言われた(された)
- セックスの誘いやスキンシップを断られるようになった
などのように、相手の言動をきっかけとして、冷めてしまった気持ちを回復できずに倦怠期になってしまうパターンです。
また、時がたつにつれてほぼすべてのカップルが相手に対して「刺激がなくなってきた」と感じますが、それを「安心感が出てきた」、「信頼が深まっている」ととらえる人もいます。
相手に安定性や居心地のよさを求める人なら、この場合は倦怠期だとは思わず、むしろよい傾向だと考えるでしょう。
しかしパートナーもそう思っているとは限らず、知らない間に「片側だけ倦怠期」のような複雑な事態になっているケースも珍しくありません。
そのため付き合いの長くなったカップルほど、時期を問わず倦怠期に入る可能性があると言えます。
まずは倦怠期を疑ってみることが重要!
このように「倦怠期になりやすい時期」というものは存在するものの、どのカップルにいつ起こるのかが分からないのが倦怠期の難しいポイントでもあります。
「順調に進んでいると思っていたら相手は倦怠期だと感じていた」というようなケースも含めると、倦怠期になるタイミングはカップルの数だけあると言えるでしょう。
「自分たちは倦怠期になりやすい時期ではないから大丈夫」
「相手とはうまくいっているから倦怠期なんてこない」
といったちょっとした油断が、気づけば大きな溝に変わるのが倦怠期です。
日ごろからパートナーの様子をよく観察したりお互いに考えを素直に話し合える場を設けたりして、倦怠期のサインを見逃さないようにしていきましょう!



小さな違和感があればそのままにせず、「もしかしたら倦怠期かも?」と考えてみることが重要です!
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